今から16年前のことです。
僕は24歳、システムエンジニアとして就職した2年目の頃、郵便貯金の巨大システムを作る一員として働いていました。
少しずつ仕事を覚え始めたものの、今現在、身につけつつある技術や知識は社内でしか通用しないのではと不安になり、
「一体、自分の市場価値はどれくらいなんだろう?自分の真の価値を知りたい!」と強く思いました。
様々な選択肢がある中で僕は、
「人生一回しかない。自分の心にブレーキをかけずに一番やりたい事を一つ選ぶとしたら何だろう?」と考えた結果、
高校時代から授業よりも部活よりも、文化祭が好きだった事を思い出し、
「そうだ。TVに出たい。もう年齢的に遅いかもしれないけど、あの文化祭の時みたいに、
毎日がエキサイティングなエンターテイメントの世界に進みたい。」と思い立ち、芸能の道へと進みました。
しかし、最初は全くオーディションに受かりませんでした。
SE時代に貯めた貯金も少しずつ減って行く一方、不安は少しずつ増していきました。
それでも自分で選んだ道だ、と腹をくくり、どうやったらオーディションを突破していけるのかを研究していきました。
SE時代の経験を活かして、アルゴリズムで考えていき、どんなアクションをしたら、どんな結果になるのかをロジックで考えていきました。
数々の失敗の末、自分なりに見つけた方法論で、オーディションを突破して行くことができ、
今では年間20本以上のCMや広告に出演することができるようになりました。
そして、2012年7月に「ルックス+スペシャリティ(特技)」をコンセプトにしたモデル事務所「アクエリアスモデルズ」を立ち上げました。
今思えばSE時代の経験や葛藤、オーディションでかいた無数の恥にも大きな意味があり、
そのおかげで現在の結果や、価値観のあった仲間に出会うことが出来たのだと思っています。
人生は、一回しかありません。
もしあなたの中に何か情熱があるのであれば、それは絶対にトライしてみた方がいい。
きっと恥もかくし、不安にもなる。
どんなに好きなことだってしんどい事はあるし、嫌なやつにも会う。
思ったよりも全然うまくいかなくて一人空を仰ぐ時もあると思う。
だけど、それもやってみなくちゃ分からない。
みんなが辞めちゃうタイミングっていうのがあって、
そこを乗り越えたら、必ず自分の納得のいく景色が見れる。
自分の心の声は、本当のところ、自分しか知らないから
その声に従う勇気を持つことが、生きたい人生を生きるたった一つの方法だと思っています。
僕たちアクエリアスは、そんな皆さんの勇気を応援します。
あなたの人生はあなたのものですから。
株式会社 アクエリアス
代表取締役 社長
中村康介