モデルのCM・広告・雑誌の出演料(ギャラ)ってどれくらい?
※こちらの記事は5分程度で読むことができます。
水瓶さん!今日はちょっと突っ込んだ話を聞いてもいいですか?!
ん?鼻息荒めだね。
はい!実は、今日はモデルの出演料(ギャラ)について聞きたいんです!
お、確かに踏み込んだ話だね。OK。
では今日は、モデルの出演料(ギャラ)がどう決まっていくのかについて見ていきましょう。
目次
モデルの出演料(ギャラ)はどうやって決まる?
出演媒体の種類と量によって変わる

モデルのギャラってどうやって決まるのか?というと、
まずCM・広告なのか、雑誌なのか、Webなのか、など媒体によってかなり変わってきます。
一般的にCMや広告は、出演料(ギャラ)が高く、雑誌やWebは出演料(ギャラ)はCM・広告に比べると、出演料(ギャラ)が低い傾向があります。
さらに、CMや広告の中でも、使用する媒体によって出演料(ギャラ)は変わります。
使用する媒体が多ければ、その分、露出が増え、必然的に出演料(ギャラ)もUPします。
例えば、TV CMだけでなく、WebやSNS広告でもタクシーサイネージ(※最近、タクシーに乗ると目の前にモニターありますよね。あそこで流してる CMのことです)でも使うということであれば、出演料(ギャラ)も上がるということです。
モデルにとって、露出が増えることは多くの人の目に触れることに繋がるため、もちろん嬉しいことです。
露出が増える上に出演料(ギャラ)も増えるなんて、メリットだらけですね!
ALL媒体とは?

案件によっては、上記のようなTV CMにSNS、サイネージ広告だけでなく、もしかしたらトレインチャンネル(電車に乗ると、ドアの上にモニターありますよね。あれです。)でも流す可能性がある、というケースもあります。
このように、案件受注時点では「明確にどの媒体に広告を流すか決まっていない」という時に出てくるのが「ALL媒体」という表現です。
これは、特定の媒体に限定せず、「すべての媒体で利用すること」を想定した表現です。媒体を絞っていない分、発注側として使い勝手が良いですよね。
モデルにとっては露出が増える可能性があるので、ALL媒体の案件は嬉しいことですよね。
モデルの出演料(ギャラ)を跳ね上げる「競合」という考え方

モデルの出演料(ギャラ)は、使用媒体だけで決まるわけではありません。
競合があるかないかによって、かなり変わってきます。
「競合」って何ですか?
競合とは、同業他社に出演する権利を制限をかけることだよ。
例えば、TOYOTAから新型車が発売されたとして、そのCMに出演しているタレントさんが、同時期にHONDAから発売された新型車のCMにも出演していたとしたら、視聴者(消費者)は混乱しますよね。
「あのタレントさんが出演している車ってTOYOTAだったかな?あれ?HONDAだったかな?」と。
そのような事態が発生しないように、TOYOTAに出演している間はTOYOTAの広告しか出れませんよと、縛りをかけることを競合をかけると言います。
出演制限をかける分、クライアントからすれば予算が必要となるし、モデルからすれば、出演料(ギャラ)が高くなります。
競合ありの案件の場合、だいたい1.5倍〜3倍くらいまでモデルの出演料(ギャラ)が跳ね上がります。
「競合あり」の案件には注意が必要

一方で、競合あり案件に出演している間は、出演管理には注意が必要です。広告出演はもちろん、SNSなどにあげる写真にも配慮する必要があります。
近年、競合をかけるような大型案件(競合あり案件)の数はそれほど多くありません。
出演料(ギャラ)という面ではモデルにとってメリットがありますが、出演制限ができる点や、プライベートであっても露出への配慮が必要など、神経を尖らせておく必要があります。
この辺りをモデル事務所が厳密に管理しています。
競合をかける期間は様々ですが、長くても1年程度が一般的です。
ここで、出演料(ギャラ)に影響を与えるもう1つの考え方が出てきました。それは、出演期間(広告の利用期間)です。
出演期間によって変わるモデルの出演料(ギャラ)

モデルの出演料(ギャラ)は、出演期間、つまり、広告の利用期間によっても変わってきます。
例えば、クリスマスシーズンのキャンペーンCMのように2週間だけ放映する、非常に短い出演期間のものもありますが、基本的には最短で1クール (3ヶ月)となります。
出演する広告の期間が1クール (3ヶ月)なのか、2クール (6ヶ月)なのか、1年なのかで、モデルの出演料(ギャラ)は変わります。
もっとも多いのは、1年契約です。
時々、「買取」という「肖像権を買い取って、半永久的に利用する」というものもありますが、Web限定であったり、不動産会社の物件販売用(マンションが全戸売り切れるまで利用)などのケースです。TVCMなどの場合には、基本的に必ず利用期間の終わりを設けるため、一般的ではありません。
出演期間が終わったらどうなるんですか?
出演期間を延長するか、延長せずに打ち切るか、のいずれかの選択になるよ。
例えば、1年契約で出演していたCMの評判が良く、引き続き同じCMを使いたいとクライアントが考えた場合、「出演期間の延長」の相談を受けます。
延長料は、撮影時点の出演料(ギャラ)の80%程度です。
モデルにとっては、再度撮影に行かずとも、また出演料(ギャラ)が入ってくるので、とても嬉しいことなのです。
往年のヒット曲をカラオケで歌うと、アーティストにカラオケ印税が入る仕組みにちょっと似ていますよね。
まとめ | モデルにとっては出演料(ギャラ)だけでなく、出方や撮影頻度も重要

いかがでしたか?
出演料(ギャラ)だけ見ていたら
- ALL媒体で
- 競合あり案件で
- 1年契約(またはそれ以上)で
出演するのが、理論上、もっとも高くなります。
しかし、実際はモデルにとって重要なのは 出演料(ギャラ)だけではありません。
モデルとして「どんな出方をするのか?」という点も非常に重要です。
メインで出演できるのか?プロフィールに書けるBIGクライアントの案件なのか?有名な監督が撮影する作品なのか?自分の人生を振り返った時に作品としても価値を感じる案件なのか?など、モデルとして「どんな出方をするのか?」という観点は非常に重要で、これはお金には換算できない価値があるよね。
たしかに!やっぱりモデルになったからにはCMや広告にメインで出ることが夢ですもんね!
また、撮影頻度も重要です。
ECサイトのようなWeb媒体は、ファッションのサイクルが早まっていることもあり、撮影頻度が非常に多くなっています。案件の単価はそれほど高くなくても、撮影頻度が多いことで、結果的に大きな額になることがあります。
何より、モデルは、撮影現場にいくことで磨かれていきます。
何度も何度も撮影現場を踏んでいくことで、モデルとして洗練され、経験を積むことができます。結果的に大型の案件を取っていく素地を作ることができます。
1つ1つの出演料(ギャラ)も重要ですが、出方や撮影頻度などの観点も、モデルにとって非常に重要ですね。
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モデルとして活動していくのであれば、モデル事務所に所属して活動していくことをお薦めします。
そもそも、フリーランスで活動しているモデルに対して「競合あり案件」が来たという話は聞いたことがありません。
競合管理や出演料(ギャラ)交渉、使用期間の把握は、慣れていないとかなり大変です。また、守秘義務が高い大手スポンサーの案件や、競合管理・肖像権管理が甘かった場合、大きなトラブルとなり、賠償金問題へと発展しかねません。
モデル事務所がきちんと競合管理、使用期間、肖像権などを管理することで、モデル自身はモデル活動に専念していくことが出来ます。
アクエリアスモデルズでは2012年の創業から現在まで、数々のトライアンドエラーから学び、マネジメント経験を積み重ねてきました。
現在では年間1,300件以上の案件を扱い、所属モデルは40名以上。CMや広告、雑誌やECサイトなど、あらゆる媒体で活躍するモデルをマネジメントしています。
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モデルの出演料(ギャラ)ってそうやって決まっているんですね〜。めっちゃよく分かりました!(パチパチパチ)
いやー、拍手なんて照れるよ。それほどでも..
あ、いや、すいません!蟹のあしを折ってました!!
こらこら、音が猛烈にまぎらわしいよ。
出演料(ギャラ)も大切ですが、出演の仕方や、どれくらい撮影があるかも大事なんですね。ボクもたくさん出演できるように頑張ります!
そうだね。期待しているよ!