【モデル初心者向け】完全保存版 | ロケ撮影の3つのポイント
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水瓶さ〜ん、この前のロケ撮影、すごく楽しかったです!
ロケ撮影は楽しいよね!撮影を楽しむことはとても大事なことだよ。
でも、思ったより上手くできなくて..
何枚も同じようなの撮ってもらってしまったり..
全然場所に合わない写真を撮影してしまったり..
ロケ撮影もけっこう難しいですよね〜。
モデルにとってロケ撮影の機会はとても多いよね。CM撮影や広告の撮影、コンポジ用の作品撮りなど、毎日のようにロケ撮影は行われているよね。
では今回は、カメラマン視点ではなく、撮影されるモデルサイドから見た「ロケ撮影の3つのポイント」について見ていきましょう。
初心者モデル必見!ロケ撮影で押さえておくべき3つのポイント

モデルにとってロケ(外)で撮影する機会は非常に多いものです。渋谷や表参道、代官山などのエリアを歩いていたら「雑誌の撮影をしているクルーを見かけた」という方も多いのではないでしょうか?
実際の撮影現場だけでなく、モデルがコンポジ充実のために日々行う「作品撮り」においてもロケ撮影の機会は非常に多いものです。
撮影現場ではカメラマンさんが指示出ししてくれることが多いのですが、撮影されるモデルが受け身で、常に指示待ちの状態では良い撮影はできません。マグロ状態のモデルには再び声がかかることは少ないのです。
モデルもロケ撮影のポイントを押さえておくことで、撮影がスムーズに進みます。
場所を活かす。場所に生きる。

そもそも、ロケ撮影とは、ロケーション撮影の略称です。
スタジオなど屋内での撮影に対して、屋外で撮影するもの全般を指します。
屋外での撮影なので、どこで撮影しているのか?が非常に重要です。
まず大きく分けて、下記のように分類できます。
- 街ナカでの撮影なのか?
- 大自然での撮影なのか?
- 建物(店舗など)を利用した撮影なのか?
街の特色次第で変幻自在!街ナカ撮影
街ナカでの撮影の場合、街の持つ特徴によって印象が大きく変わります。例えば東京を例に挙げると、下記のように街が持つ特色があります。
- 渋谷:ストリート
- 表参道:ハイファッション
- 丸の内:ビジネスフォーマル
- 下北沢:サブカルチャー
渋谷で撮影するのであれば、若者らしいストリート系ファッションでの撮影がシックリきます。丸の内であれば、周囲の建物にオフィス街の印象が強く、かっちりしたフォーマルスーツがハマります。

確かに、新宿ゴールデン街でしか撮影できない撮影がありますし、高円寺のライブハウスだからこそ撮れる写真がありますよね。
そうだね。例えば、ハワイで撮影するのと、タイで撮影するのとでは、全く違ったものになるよね。それこそが、わざわざ現地にまで行き、撮影する価値だよね。
モデルとしては、その街が持つ特色を活かして、その場所に生きることが重要です。
開放感サイコー!大自然での撮影

遮るもののない大自然の中では、開放感のある印象の撮影ができます。
例えば、海での撮影、山での撮影が例に挙げられます。ロケ撮影の最大の良さである奥行きのある写真を撮影するにはピッタリ。どこまでも続く水平線や、深い森の奥の木々など、奥行きの宝庫ですからね。

しかし、それほど遠出しなくても、国立公園での撮影でも十分に開放感のある撮影ができます。緑豊かな木々を背景に撮影するため、多少ダイナミックな動きをしても写真に映えます。

また自然の中で撮影する場合、季節によって大きく印象が変わります。
新緑のシーズンであれば、これから芽吹いていく濃い緑の植物の中で撮影することで、快活なイメージの撮影ができます。秋冬には茶色く枯れた木々や、雪がしんしんと降っている静寂に合わせて、モデルが表情を作ることで、シックな印象の撮影ができます。
せっかく自然の中で撮影するので花や木の枝を小道具として使ったり、圧倒的に大きな青空を仰いでみたり、自然にあるものを活用するのもおすすめです。

衣装との相性重要!建物を利用した撮影

例えば、カフェやレストランなどの店舗を借りて撮影することがあります。例えば、料亭で撮影するのであれば上記のような着物の衣装が映えますよね。成人式の撮影のようにならないために、表情も少しアンニュイ表情も良いでしょう。
カフェで撮影するのであれば、友人とコーヒーを飲みながら楽しく談笑しているようなシーンを想像すると撮影しやすいと思います。

「どこで撮影しているのか?」をモデルも常に意識することが非常に重要です。
1秒でキメろ。ポーズと表情。

ロケ撮影はスタジオ撮影と違って、外的要因を非常に受けやすいと言えます。
天気の影響を受けやすい。だから1秒でキメる。
まず代表なものに、天気の影響があります。太陽の位置によって写真の印象は大きく変わります。朝日と太陽が真上にある日中帯と夕方では、それぞれ写真から伝わる印象は大きく異なりますよね。
以前、グアムで撮影した時の話です。1週間のロケにも関わらず、雨季だったせいか、毎日雨が降ったり止んだりのグズついた天気。せっかくグアムまで撮影に来ても、こんな事があるから怖いよね。
グアムまで行ったのに1週間ずっと雨..水瓶さんって100%混じりっけなしの雨男ですね。水瓶だけに..
むむ..確かに誕生日に晴れたことない..(涙)
まあとにかく、連日のどんよりした天気。このまま終わってしまうのかと思ったロケ最終日、ほんの少し晴れ間が訪れたんだよ。
「この瞬間を逃すわけにはいかない」と、撮影チームもモデルチームも30秒で準備して、そこから5分くらいの間で、猛烈にシャッターを切りまくり、無事に撮れ高を確保。撮影を終えました。ロケ撮影は、本当に天候の影響を受けるので、モデルは1秒で表情やポージングを決める必要がある、と思い知らされた撮影だったよ。
人や車の影響を受けやすい。だから1秒でキメる。
ロケ撮影においては、天気だけでなく、背景に映り込む人や車も影響します。人の波が切れた瞬間を狙って撮影することもしばしば。いざとなったらレタッチで背景の人を消すことや、背景を差し替えるような荒技も不可能ではありませんが、できる限り、自然のまま撮影したい。
その一瞬を流さないために、プロのモデルには1秒でポーズと表情を決めるスキルが求められます。

同じ写真を撮影しても意味がない。だから1秒ごとにキメ続ける。
1秒でキメた表情とポージング。しかし、ずっと同じ表情とポージングでは何枚も同じ写真が撮影されてしまいます。そこで、カメラのシャッター音が聞こえたら、ミリでも動きましょう。
例えば、カメラ目線から目線を外すだけでも違った印象の写真になります。微笑んでいる写真と爆笑している写真も全く違った印象の写真になります。髪を触っていた手の位置を、首をそっと触れる位置に移動させるだけでも印象が変わります。

シャッター音が聞こえるたびにミリでもいいから動くことが大切です。それはほんのちょっとでも良いのです。例えば..
- カメラ目線で無表情
- カメラ目線で強い眼差し
- カメラ目線で微笑む
- カメラ目線で爆笑する
- カメラから目線を外して爆笑
- カメラから目線を外して微笑む
- カメラから目線を外して遠い眼差し
表情と目線を少し変えるだけでもバリエーションが豊富になります。ここに手やポーズを変えていけば、より多くのバリエーションが生まれますね。1秒ごとにキメ続けることで、より完成度の高い撮影をすることができます。
今、どうなってる?光と影とアングルと。

光と影がどう出ているのか、アングルはしたか?上から?斜めから?撮影されるモデルは受け身の状態であることが多く、ほとんどはカメラマンの方でリードしてくれます。
しかし、中には職人系のカメラマンさんもいて、特に指示出しせずに淡々と撮影していくタイプの人もいます。そうなると、モデルとしては「これで合ってるのかな?」と不安になります。
そうならないために、アングルによる撮影効果や光の基本を知っておきましょう。
光の基本は3種類。順光・逆光・サイド光。
順光とは、カメラ側からモデルに対して当たる光のこと。明るい印象の写真になります。モデルはとびっきりの笑顔の準備をしておけば、ほぼ間違いないでしょう。

光が真っ直ぐに当たると、凹凸がなくなって、きめ細かい肌がさらに際立ちますね!
逆光とは、モデルの背中側からカメラに対して当たる光のこと。ふんわりした印象の写真になります。アンニュイ、神秘的な表情や、物憂げな表情がハマります。

逆光だと何となく幻想的な雰囲気になって、素敵ですね〜。
サイド光とは、モデルの右か左側から当たる光のこと。影がハッキリと出るため、パキッとしたメリハリのある印象の写真になります。モデルはいつでも「強い眼差しバージョン」「微笑バージョン」の引き出しを開けられるように準備をしておきましょう。

顔の凹凸によって影がハッキリ出るため、雰囲気のある写真になるよね。特に男性には、おすすめです。
アングルの基本は3種類。下・上・斜めのどこから撮る?
アングルには大きく分けで3種類あります。
下からのアングル。顔が小さく見えて、脚長効果があります。ファッションの現場で使われることが多いアングルです。

上からのアングル。真上から撮影というよりは、カメラの位置がモデルよりも少し上からのアングルというのが一般的です。目が大きく見えて、アゴが小さく見えます。

目が大きく見えて、アゴが小さく見える..女性にとって良いことしかありませんね。サイコー!
斜めからのアングル。カメラに対して正対するよりも、カメラに対して体を30度〜45度くらい傾けると、身体のラインが細く見えます。

身体のラインを細く、長く見せられるのは女性にとって嬉しいですね!
男性モデルであっても、立ち姿がキレイに見えるのでオススメだよ。
まとめ
いかがでしたか?
今回はロケ撮影のモデルポーズ(ポージング)で押さえておくべき3つのポイントをご紹介しました。
スタジオ撮影と違って、天候や時間など外的要因を受けやすいのがロケ撮影です。タイトな時間の中で完成度の高い撮影をするために、モデルには高い集中力とスキルが求められます。しかし、二度と同じものを撮影できないからこそ、撮影をする方もされる方もどちらも非常に楽しいものです。
この前の撮影が上手くできたかどうかは別として..ロケ撮影って本当に楽しいですよね!
冒頭でも言ったけど、撮影を楽しむというのはとても大事なことだよね。シチュエーションに合ったポージングを練習しておいて、次回のロケ撮影で試してみるなど、チャレンジしてみてね。
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ロケ撮影の練習をしたくても、一人ではなかなか実現が難しい。やはり、何でもそうですが、部活のようなコミュニティがあれば上達は早い。
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